空調温度管理による省エネルギー(空調温度管理とは?)



空調(エアコン)の省エネを図るためには

 @運転時間を短くする
 A冷房温度を高く設定する
 B暖房温度を低く設定する
 C効率の高い空調機に取替える
 D建物や部屋の断熱効果を高くする
 E窓から直射日光を入れない(冷房の場合)
 F室内の熱源を少なくする(冷房の場合)

などを思い浮べると思います。
@〜Bは管理運用面、Cは機器そのものの効率化、D〜Fは設置環境に関する事項です。

省エネを図るためには、それぞれの事項から総合的にアプローチする必要があります。しかし、ここで取り上げるのは、余りコストをかけずに大きな効果を得ることを重点に考えて行きましょう。

 空調機の温度設定器(リモコンなど)に下図のように運転時期や時間、冷暖房の設定温度を書いたプレートやラベルが貼り付けてあるのをよく見かけます。



これは管理運用面からのアプローチの一手段です。省エネ意識の喚起を図ろうとするものです。
これがキチンと守られていれば絶大な省エネ効果を得られているハズです。しかもコストもほとんどかかりません。

しかして現実はどうでしょうか?
なぜ期待した効果を得られていないのでしょうか?

皆さんの周囲のエアコンの設定温度を見廻ってみてください。
温度設定器が勝手に変更されてしまってませんか?
そうなんです!
それが一番大きな原因なんです

では何故そんなにも守られないのでしょうか?
 @決められた設定温度では、作業効率や品質が低下してしまう
 A効きが悪いので、ついつい設定温度を変更してしまう
 B冷え過ぎ/暖か過ぎと感じている人がいても元の設定温度に戻してなかった
 C暑がり/寒がりの人を基準にして温度設定している
等々・・・。その部署の方に尋ねてみるとありとあらゆる答えがかえってきます。
もちろん合理的な理由もありますが、感覚的なものが多いようです。そして、そのほとんどは人が介在しています。
であるからこそ空調省エネを考える際に最も重要な要素が温度管理であるわけです。



※(注)
 本サイトで空調や空調機といっているのは、一般的な意味での空調(空気調和)の概念より狭い範囲を指しています。
いわゆる、セパレート形のエアコンを想定しておりますので、集中型の熱源(ボイラー、冷凍機)及び搬送システムで構成される空調システム等は除外しております。(後日、掲載予定ではありますが・・・。)


 以下、次のテーマについて話しを進めていきます。
 空調温度管理による省エネの仕組み  空調機制御方式−その1(直接制御)
 空調機制御方式−その2(間欠運転)  空調機制御方式−その3(間欠運転の補足説明)
 空調温度管理方式の特長  空調温度管理方式と空調機制御方式−その1(サーミスタ)
 空調温度管理方式と空調機制御方式−その2(サーモスタット)  時間帯別空調温度管理
 電気料金の仕組み  デマンド管理とは?
 空調温度管理とデマンド管理  空調温度管理システム導入事例


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