第67話 エコドライブへの挑戦
省エネコンテストへの参加をきっかけにエコドライブに挑戦中です。現在までの実績は次の通りです。
H19年 14.48km/l
H20年 16.02km/l 対19年比 10.6%改善
H21年 17.25km/l 対19年比 19.1%改善(5/25現在)
H21年 17.35km/l 対19年比 19.8%改善(10/6現在)
H21年 17.58km/l 対19年比 21.4%改善(12/31現在)
※ 何とか20%台に乗せることができました。次なる目標は18km/lとしたいと思います。
エアコンを使用しない時期には18〜19km/l程度になっておりますが、限界に近い数字だと思いますので、
もう一工夫必要なところでしょう。いよいよアイドルストップでもしないと無理かな?
エコドライブといっても、急発進や急加速をしないようにしているだけです。これだけでも7〜8%程度は燃費が延びました。そして、車の流れなどの交通状況を予測して、
でき得る限りブレーキを踏まないように努めております。せっかく得た運動エネルギーですからブレーキをかけて熱などに変えてしまわないようにしております。
たったそれだけのことで、10%程度の燃費改善が可能です。
アイドリングストップを実施すれば、もっと効果的かとも思いますが、何せエンジンをかけるたびにカーナビがリセットされますので、二の足を踏んでおります。
UPSみたいなものを電源とカーナビの間にかませれば解決できると思いますが、そこまでしなくても10%程度の省エネができておりますので、次の手段にとっておこうと思っております。
エコドライブの秘訣は、たった一つ記録をつけるだけです。これも「見える化」の一つの例です。見える化は、計測器がなくてもできることが沢山あります。
そして、大した手間もかかりません。
燃費の場合には、給油時に走行距離を控えておき、レシートから給油量を転記するだけです。表計算ソフトに入力すれば燃費計算や対前年度比やベースライン(H19年)比
などを自動計算できますので、常に燃費の状況を把握できるようになります。
燃費の改善は、コストダウンの最初の取組みとしてうってつけです。恰好の練習台といえるのではないでしょうか。
エコを強制されると長続きしないものです。楽しみながら継続することが大切です。自分が燃料代を負担をしているならば、効果は自分に戻ってきます。しかし、社用車などの
ように会社負担の場合には、何らかのインセンティブも必要になってくるかも知れません。(例えば「第72話 コスト削減による利益の分配について(利益三分の計)」というのは如何でしょうか?)
何も新たな投資や費用をかける必要のない運用改善による省エネ(コストダウン)は、今すぐ始められます。身近なところからスタートしてみては如何でしょうか?
先日、タイヤの交換時期がきましたので、試しにエコタイヤなるものに交換してきました。4本で1万円ほど高かったのですが、1%の燃費改善で走行距離が約17万kmで元がとれることになります。
これは、設備改修による省エネ(コストダウン)みたいなものです。この場合には、費用対効果の検討が必要です。今回のタイヤのコストアップ分は、目論見(メーカーカタログ値4.2%としたとき)
では半年以内で償却できることとなります。
タイヤ交換の効果は後日ご報告致しますので、ご期待ください。
<2009/06/08 追記>
タイヤ交換を結果報告します。
タイヤ交換前後3回給油時における燃費データの比較です。
交換前:17.72km/l
交換後:18.17km/l
約2.57%の改善となりました。メーカーカタログ値には少し及びませんでした。
タイヤのコストアップ分を走行距離に換算すれば、約65,000km程度になります。私の場合では、1年以内で回収することができます。しかし、タイヤの磨耗との勝負は如何なものでしょうか?
平均的には3〜5万km程度と言われていますので、やはり4%以上の改善は欲しいところでしょう。
<参 考>
第36話 見える化によるコストダウン
第55話 家庭でできる電力測定と省エネ活動
2009/05/26新規
2010/08/18更新
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