第33話 操縦訓練記(3)−航空特殊無線技士試験
本日、熊本市にて航空特殊無線技士の国家試験を受けてきました。試験問題は持ち帰りができます。自己採点の結果は、法規・工学ともに満点をゲットできたようです。
出題のほとんどは過去問から出ますので、3年分くらいやっておけば十分に合格点を取れると思います。
過去問は、kemaさんのホームページに他の無線従事者国家試験問題を含めて網羅されておりますので参照してみてください。
(「無線従事者国家試験過去問題集」)
また、直近の過去問は「公益財団法人日本無線協会」のホームページに掲載されております。
受験申込みも同ホームページからネットでできます。
受話の練習に関しては、一般財団法人情報通信振興会からCDが発売されておりますが、
私はフリーソフト(電気通信術 電話 練習用ソフトウェア )をダウンロードして利用しました。
試験会場での音声の方が聞き取り易かった(私の主観ですが)ので、このフリーソフトで練習しておけば問題ないと思います。
(テープやCDの方は聞いたことがありませんので残念ながら比較できません。)
電気通信術の受話は、特に問題は無かったと思います。
送話の方が若干心配です。自分では3文字位だったと思いますが、出掛かった音を途中から言い換えたように聞こえたかも知れません。
その場で「訂正」すれば良かったのですが、そのままにやり過ごしてしまいました。
原因は「アマチュア無線」時代のフォネティックコードがつい口をついて出たのを途中で変更したり、口ごもってしまったことにあります。
特に昔のコールである「JA6UBN」が鬼門でした。11月の上旬に合否が判りますので、合格していることを祈るばかりです。
操縦訓練の方は、現在までに4回フライト(総飛行時間 3時間5分)しました。まだまだ水平直線飛行も地上滑走も満足にできておりません。
相変わらずアッチふらふらコッチふらふらといった状況が続いております。幾分かは改善しているとは思っていますが、パワーが変化したり、風が変化したりすると
操作がオーバーになり途端にボロが出てしまいます。
旋回も機首が下がったり、上げ過ぎたりと水平旋回がなかなか上手くいきません。
前回の訓練からパワーオフ・ストールとパワーオン・ストールも加わり、幾分消化不良気味です。
フライトシミュレータで予習/復習をしておりますが、操縦輪(操縦桿)やラダーペダルの感覚が異なります。特にシミュレータでは舵圧を感じることが出来ません。
確かマイクロソフトのジョイスティックにはフォースフィードバックという機能があるのですが、今回入手したものにはバネによってニュートラルからの変位に比例した
舵圧が掛かるのみです。それとジョイスティックの操作量とシミュレータの変位量が比例していない(ソフトの設定で変更できるかも知れませんが)ようで、操作がオーバーになってしまいます。
操作手順を習熟するためには便利ですので、頻繁に使わせていただいております。
次回からはATC(Air traffic control)交話も入ってきますので大変なことになりそうです。まだまだ、そんな余裕は無いと思うのですが・・・。
前回の操縦訓練日に「ビーチクラフト キングエア350」のデモフライトがありましたので、搭乗させていただくことになりました。
ビーチクラフト キングエア350の紹介サイトにも写真がありますように、レザーシートでゆったりしております。
内装も豪華で、30分位のフライトの間だけ気分はまさにVIPという感じを味あわせていただきました。
感謝、感謝。
下の写真は、当日撮影したものです。
ビーチクラフト キングエア350(さすがセンターラインにピッタリ)
ビーチクラフト キングエア350
伊万里湾上空5,500フィート(?)
2008/10/08新規
2014/10/07更新
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