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第35話 操縦訓練記(4)−うーん操縦は難しい!

 操縦訓練を始めて早や2ヶ月、週一のペースで訓練を受けております。天候の状況で毎回飛べるとは限りませんので座学のみの日もあります。
現在まで7回のフライトで、総飛行時間は6時間5分です。
やはり飛行機の操縦というものは、思っていたより難しいというのが実感です。

 訓練内容は、通常離陸、水平直線飛行、旋回、上昇からのレベルオフ(水平飛行への移行)、降下からのレベルオフ、デパーチャーストール、アプローチストール、 ランディングストール、スローフライトと進んできました。
内容も盛り沢山で手順を憶えるだけでも一苦労です。

 習熟度から言えば、水平直線飛行とレベルオフが何とかできるようになったかなという程度でしょうか。
離陸は機首を上げ過ぎて慌てて修正したり、横風が弱い時でも滑走路の延長線からかなり外れることがあります。
また旋回の時でも高度を一定に保てません。ストールに至っては、ウイングレベルが保てない、ヘディングが維持できない、 リカバリーで機首を突っ込み過ぎて大きく高度をロスするなど惨憺たる状況です。
更にATCに気を取られて、ヘディングや高度が変わってしまうこともしょっちゅうです。

 しかしながら進歩の兆しもあります。あれほど苦労していた地上滑走が幾分かスムーズになってきました。それと外を見て操縦することが多くなってきた点でしょうか。 今までは旋回中などの姿勢は計器に頼ってしまい2割位しか外を見て操縦できていなかったのですが、最近では半々位で済むようになりました。スロットル操作を回転計に頼らずに出来るようになれば もっと外に注意を向けられるようになると思います。
そうすれば目標維持が良くなってくると思うのですが…。

 スローフライトがある程度出来るようになった段階で、ランディングへと進み、タッチアンドゴーを嫌というほどやることになりそうです。
ランディングは100回程やらないといけないとのことです。「自分は永久にランディングできないのではないか!」と思うことがあるそうです。 しかし、100回位ランディングを繰り返すと、ある日突然ランディングというものが見えてくるようになるそうです。
 今は「見えてくる」の意味を理解することができませんが、早くその日を迎えたいものです。

 51歳を越えてのチャレンジです。若い時と比べれば、様々な能力が低下してきております。それらを克服して「大空への憧れ」を一歩一歩実現して行きたいと思っております。

2008/10/24新規

2008/12/27更新

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