ティータイム


第107話 操縦訓練記(28)−ナビゲーション(3)

 いよいよ最終段階である佐賀空港〜壱岐空港、壱岐空港〜天草空港、天草空港〜佐賀空港を一日で飛ぶナビソロへ向けての訓練が始まりました。
佐賀空港〜天草空港は2回、佐賀空港〜壱岐空港は1回、それぞれフライトしたことがあります。 今回の訓練は、同乗訓練でナビソロのコースを廻りました。壱岐空港〜大島大橋〜天草空港は初めて飛ぶコースで、かつ最長コース(約88NM)になります。
先ずは、加唐島から大島大橋へ向かいます。15NMのチェックポイントで1NM程流されましたので倍角修正で本来のコースに乗せます。数分で大島大橋が見えてきました。 長崎TCAにコンタクトしてTCAアドバイザリーをリクエストします。今のところ行く手にトラフィックは無いようです。
 大島大橋から富岡に向けて変針します。ちょうど西彼杵半島を縦断し、長崎市上空を通過するようなコースとなります。途中TCAからトラフィックの通報がありました。 自衛隊のヘリが3機500フィート下方を横切りました。その後、1,000フィート上空を軽飛行機が通過し、天草空港方面の5,000フィートにも別の軽飛行機がいるようです。
 佐賀周辺に比べれば、格段にトラフィックが多いので気をつかいます。なかなか飛んでいる航空機を見つけられるものではありません。TCAの有り難味を思い知らされます。
 長崎市上空まで来ると海を挟んで、富岡が見えてきました。ここまで来ると天草はもう目と鼻の先といった感じです。航空図でナビログを作成した時の感覚からすると思ったより近かったなという印象です。あっという間に天草空港へ 到着してしまいました。天草空港へは3度目の訪問となります。
 
 今回のフライトは、久々に天候に恵まれ終日風も穏やかでした。視程も良く、途中の地形などを確認しながら初めてのコースを体験することができたように思います。

 天草空港の売店で、前回訪れた時にお土産で求めた「こっぱもち」が何とも素朴な味で大好評でしたので、今回は2個購入してきました。 その折、売店の方と雑談しておりましたら、天草は「ウニ」が美味しいとのことです。3月1日がウニ漁の解禁日とのことですので、次回はナビソロの記念に最高級のウニを調達して こようかなどと考えております。
そういえば壱岐もウニやイカなどの新鮮な魚介類があります。ライセンスをとったら日帰り(天草も壱岐も30分ほどのフライトです。)で美味しいものツアーができる のも楽しみの内です。

 それにしても合計2時間15分のフライトは疲れました。本番では午前中(同乗)と午後(ソロ)の2回同一コースをフライトすることになります。昼食を挟んで4時間30分ですから、 終了したときには精魂尽き果ててしまうことでしょう。
 ということで天候が良い時を狙って、いよいよ訓練最大のイベントに挑戦することになります。

 現在までフライト回数96回、着陸回数392回、総飛行時間84時間15分となりました。
(内、ソロの飛行時間5時間25分、着陸回数23回)


天草空港 RWY-13からのテイクオフ


ダウンウインドレグにて


ベースレグにて


RWY-13へのファイナルアプローチ


壱岐空港にて

2011/03/02新規

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