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第96話 省エネルギーと行政書士(4)−省エネ実務研究会

 久々にこのネタで書かせていただきます。
その後、紆余曲折を経て、現在は主に省エネコンサルタントとして活動させていただいております。

 近年、省エネに関する関心が高くなってきていることや省エネ業界に新規参入される企業も多く、色々なご相談を受ける機会が多くなってきております。
また、省エネ法の改正もあり、行政書士が関与できる新規業務としても着目されております。
 しかし、既に開業されている先生方が行政書士の新規業務として取組む場合や、これから行政書士として活躍して行きたいと思っておられる方々にとっては、 大きな参入障壁を感じておられることと存じます。
 特に、省エネ業務は理系的な知識が無いと無理だと最初から敬遠されてしまっているところが見受けられます。確かに知識がゼロではどうにもなりませんが、 何も省エネシステムを設計してくださいなんていうことではありませんので、一般的な常識程度の知識があれば、後は業務を通して研鑽に励めば済む話です。
 逆に、補助金申請業務のようにまさに行政書士本来の知識やノウハウを活かせる場面が数多くあります。 省エネ業者が作成している申請書と一味違った申請書を作成してみませんか?

 私は十数年に渡り省エネ業界に身をおき、新製品企画・開発、導入工事、代理店開拓、営業、補助金申請など様々な業務を経験して参りました。 それも行政書士という目を通して様々なものを見てきました。これは普通に士業をやっていては出来ない経験だと思います。 また単なる省エネ業者の社員として業務に携わって得られるものとも異なるものであろうと思います。このような知見を皆様のお役に立てたいというのが、 今回「省エネ実務研究会」なるものを立ち上げた趣旨です。

 ということで、佐賀県行政書士会において、下記を目的とした「省エネ実務研究会」のメンバーを募り、現在月一回のペースで研究会を開催しております。

(研究会の目的)
1.省エネルギーに関する基礎知識の習得
2.省エネルギー関連法規の知識の習得
3.省エネルギー関連補助金申請に関する知識の習得
4.省エネルギー診断に関する知識の習得
5.省エネルギー関連補助金申請実務の習得
6.省エネルギーに関する調査実務の習得
7.その他、省エネルギーに関する調査・研究

 メンバーの資格としては、
1.行政書士会々員(他県の会員の方でも可)
2.連絡、資料等の配布は電子メールで行いますので、パソコンやネット環境が整っていること(ワード、エクセル、パワーポイントは必須)
3.職務の性質上高校物理程度の知識が必要(当初は不要ですが、最終的には身に着けていただかなくてはなりません。)

とさせていただいております。勿論、入会金・会費は無料です。
 本年6月から研究会活動を始め、省エネの基礎知識、改正省エネ法にともなうエネルギー使用状況届出書、エネルギーコスト計算などをテーマとして毎月定例会を開催して参りました。 現在は、NEDOの「エネルギー使用合理化事業者支援事業」に関する実務を中心に研鑽しております。メンバーの皆さん意欲旺盛で、一年を経ずして補助金申請実務をマスターされる方が 出てきそうな勢いです。

 また、東京都行政書士会の同趣旨の研究会の先生方とも資料や情報交換などを通して連携させていただいております。

 現在のところ研究会の会場に行政書士会館を借用させていただいております関係上、行政書士会々員に限定させていただいております。
私としては、特に行政書士会員に限定する必要はないと考えております。省エネ実務を学びたいとお考えの方(行政書士を目指している方、エネルギー管理士、省エネ業界の方など)に広く門戸を開きたいと考えております。
 ただ、当研究会のメンバーとして直接参加いただくには無理がありますので、ネット上でのお付合いということになってしまいますが・・・。

 そのようなことでもよろしければ遠慮なく、お問合せください。



<2015/01/20 追記>
 省エネ実務研究会のFaceBook版として「FB省エネ実務研究会」という秘密グループを立ち上げております。こちらに参加ご希望の方は、FBでグループ参加 希望の旨を私「山浦清美」宛にメッセージの上、友達申請してください。

2010/09/20新規

2016/01/08更新

第3話 省エネルギーと行政書士(3)


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