ティータイム


第6話 喫茶店

 九州では純喫茶というか、このタイプの喫茶店がほとんど撲滅状態です。まだまだ繁盛している地方もあるようには聴いていますが、本当に少なくなってしまいました。
ゆったりした時間を過ごすゆとりがなくなってきたのか、はたまた安いコーヒー店やファミレスが出店してきたからなのかはわかりません。
 昔といってもそんな大昔のことではありませんが、待ち合わせや打ち合わせの定番といえば喫茶店だったことを懐かしく思い出します。 そして、喫茶店には色々な思い出が詰まっていると思われるのは、きっと私だけではないのではないでしょうか。 昔なつかしのお店がなくなってしまっていると一抹の寂しさを憶えてしまいます。

 私は、喫茶店に入るといわゆる「お冷」を飲んでみます。出された水に水道水が使われているようだとアイスコーヒーしか頼みません。
アイスコーヒーがおいてない場合にはしょうがないので一番安い飲み物にします。
 というのも美味しい飲み物は美味しい水にかかっているからです。いくらその他にこだわりがあっても水が悪ければ全てを台無しにしてしまいます。
そして水へのこだわりは「お冷」にも反映されているはずだという思い入れがあるからです。
 かといって「水商売ウォッチング」 に登場してくるような得体の知れない「ナントカ水」も御免です。

 事実、水道水を出す喫茶店は不味いコーヒーである確率が非常に高いのです。逆に、美味しい「お冷」であっても不味いコーヒーであることはありますが・・・。 そのときには諦めるしかありません。

 紅茶が好きといっておきながらコーヒーのことばかり書いておりますが、一体どっちなんだと思われたことでしょう。
この理由は、喫茶店で美味しい紅茶にお目にかかったことがないから、最初から喫茶店で紅茶を選択することがないからです。
 唯一の例外は、神戸三宮の専門店の紅茶くらいでしょうか。 何時もは最初から諦めていますので、めったに注文しないのですが、たまたま入ったお店で何気に頼んでみたのです。
 本当は隠れた名店が沢山あるのでしょうが、裏切られる確率が高いので新規に開拓することもしなくなってしまいました。
それよりも自分で淹れて楽しむようにしております。一日の最初の一杯、疲れを癒す一杯、そしてゆったりした時の流れの中での一杯と楽しみはそれぞれ。 自分だけのこだわりの一杯を楽しんでおります。

 話は飛んでしまいますが、喫茶店といえば名古屋ですね。モーニングときたら、その内容といい価格といい、すごいとしかいいようがありません。
これは名古屋の偉大なる文化です。九州にも広がってくれればと思ってしまいます。

2008/05/01新規

2010/09/23更新


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