☆砕石所のデマンド管理(無線制御)☆


 空調温度管理とは、全く関係無い事例を1つ紹介します。
これは、砕石場に導入したものですが、ちょうど契約電力が500kWを数kW超えたものでした。 夜間は殆ど稼動しておりませんので、高圧B契約は全くの不利になるものでした。
そこで、クラッシャーに岩石を運搬するベルトコンベアを警報で自動停止することで、 コンベア(22kW)停止とクラッシャーの軽負荷運転でデマンドのピークカットを行うものです。
コンベアの操作はオペレータが手動で行っており、警報状態をランプとブザーで知らせるとともに遮断信号で自動停止するようにしました。
警報解除については、ランプとブザーで知らせ、オペレーターが安全を確認のうえ運転を再開するようにしております。

 この砕石所の場合、事務所(受電設備)からコンベアの操作室までは、直線で400mしかも谷越えですから配線するのが大変なことになります。 そこで制御信号の伝送に無線を使用しております。スペクトラム拡散方式の特定小電力無線装置と監視制御装置の組合せで、無線伝送区間の信頼性を高めております。



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